会社情報 – 代表挨拶

株式会社エフォートサイエンスについて

代表挨拶

株式会社エフォートサイエンスは、2016年に創業致しました。現在、リスティング広告の広告テスト支援ツール「アドサイクル」を開発・提供しております。


インターネット広告業界での経験から事業にかける想い

私はインターネット広告の業界に約10年ほど身を置き、広告運用業務、および運用を支援するツールを選定する業務などを担当させていただきました。

広告の運用業務は一般的に大変なものと捉えられています。それは事実であると思います。ただ、「大変=ネガティブ」と捉えられがちですが、そうではありません。広告をリアルタイムにコントロールでき、かつ数値での結果が取得できます。試行・検証をいつでも行うことができるため、広告運用は大変に面白く、楽しいものと私は思うのです。

2000年に米フォーブスでTop5に選ばれたコンサルタントであるジェイ・エイブラハム氏は、「小さなテストを繰り返せば、誰でもマーケティングの天才になれる」と仰ったそうです。

これは、リスティング広告を含むインターネットマーケティングの世界でも同様だと私は思います。そしてエイブラハム氏がこの発想のベースとされているダイレクトマーケティングの世界よりも、よりスピーディ、かつ小さなものでも正確にテストを行うことができる世界であると思います。

例えば、社名やブランド名に、カタカナ、アルファベットの2つの表記方法があるとします。実はそれだけの違いで大きな差がでることがあります。それをすぐに試すことができ、数日内に数値にて結果を獲得できます。結果を見て「なるほど、世の中の人は、このブランドはアルファベットで認識しているんだ」とわかります。そこから、Webコンテンツを考える時、チラシを作る時にも活かせるでしょう。

なぜ、このフレーズを使っているか、それが数値とともに、しかも具体的に1.x倍の効果という形で証明できるのです。通常、こういったノウハウを、経験と勘で養うことは長い年月と繰り返しの実践を必要としますが、データに基づくナレッジ化はそのプロセスを恐ろしく短縮してくれます。好奇心旺盛な経営者やマーケッター、および製品やサービスに魂を込めているすべてのビジネスマンにとって、これは非常に面白いことだと思うのです。運用者は大変な反面、このようなとても面白い世界にいると思います。当社は「アドサイクル」というツールの提供を通じて、この面白さを多くの人が感じれる世界にしていきたいと考えています。


必要とされ続ける運用の自動化とその障壁

運用には大変な作業量が必要となるため、自動化は常に必要とされてきました。しかし、思った以上にその自動化は進んでいないように思います。外部ツールの導入や外注製作などを試みますが、ここには見えない導入、浸透の壁のようなものがあるように思います。インターネット広告会社の大手各社の動きを見てもその苦悩が非常によく見て取れます。つまり、日本市場に共通して、この課題が根強く残っていると思うのですが、私はその障壁の根元を以下のようなものだと考えています。

  • 変化のスピードが速く、ツール要件は永遠に確定しない
  • 日本では満遍なく機能が充実したツールが求められる(海外ではツールの良い機能に絞られる)
  • 日本では極端なイノベーション(破壊的創造)が敬遠される(既存の手法との整合性が重視される)
  • テクノロジースキルと運用オペレーションの2軸に専門性を持つ人材がほとんどいない

これらが、それぞれ一つの独立した課題であれば、多くの優秀なエンジニアたちが優秀なツールを開発可能と思います。例えば、単一の機能を作ることは難しくないでしょうが、満遍なく既存の手法を壊さない範囲での機能が求められると極端に困難になります。

この状況を打破するため私が行きついた答えは「運用者による、運用者のためのツールが必要」ということでした。つまり、開発をする主体者が運用者と同等の情報を元に、要否を見極めて判断し、ソリューションを先んじて作り出し、機能化していく必要があると考えました。


当社は、「ソリューション・アウト」なプロダクトを目指します

この状況を鑑みて、当社が目指すものを「ソリューション・アウト」なプロダクトと表現しております。当然「プロダクト・アウト」であってはいけません。しかし、「マーケット・イン」でもないと考えます。「マーケット・イン」だと「ニーズの解消=ソリューション」、つまり「ニーズを解消すれば、効果を出せる」と考えがちですが、少なくとも変化の速いインターネット広告の世界では、それでは遅すぎます。ニーズにならないニーズが存在し、ニーズとして現れてきた頃には、新たな課題が発生しているのです。

そのため、ツールを提供するベンダーサイドも最先端で運用する方々と同時に課題とソリューションを考えなければなりません。つまり、「ニーズはそもそも解決をしたい課題から生まれており、その解決したい課題を"工夫"を持って解決するのがソリューションである」と考え、それを提供することによりフォーカスするという意味で、「ソリューション・アウト」と表現しています。

この「ソリューション・アウト」を実現するためには、当社は以下を宣言することに同義だと考えています。

  • 当社は、熱意をもってツールを永遠に改善し続けます
  • お客様が抱える課題を、お客様以上に自らの課題と考えます
  • ソリューションとしての機能を常に主体的に作ります
  • 新しい技術や機能に対しての習得は、執念をもって行います

このような考え方をベースに、日々、努力し、自己成長をしつつ、サービスの改善を行って参りたいと考えております。これらの取り組みが、この業界にとってのイノベーションにつながることを目指していきたいと考えております。

2017年1月
株式会社エフォートサイエンス
代表取締役社長  村上 和也